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2000年も前から変わらないもの

前に聖書や源氏物語を読んだとき、
共感ポイントがたくさんあって、
人間って千年以上も前から変わってないんだなあと思った。

でもこの間、20代前半の人と話していると、
生活ぶりが私のそれと全然違っていて、
人間ってあっという間に変化するんだ、と思った。

この矛盾した感慨はなんだろう、と考えてみたところ、
発想や行動はその時代の状況や新しいツールによって変化しているけれど、
感情は大昔から変わっていないのだろう、と思い当たった。

人間は感情によって行動する、と考えている。
そして行動の結果によって、また感情が引き起こされる。

感情部分は変化していないのに、そこから現れる行動は変化していて、
なのにその行動から引き起こる感情部分は変化していない、というのが、
人間は進化しているのかいないのか分からなくて面白い。

旧約聖書の時代から2000年以上の間にたくさんのものが発明されて、
その発明は人間の行動を変えてきたけれど、
感情のあり方を変化させる発明は今のところないということか。
それどころか、ロボットに人間と同じような感情を持たせようという動きもあるくらいなので
人間は感情については概ね満足しているのだろう。

私は、全般的に、何かを変化させることや変化を追いかけることより、
時代を超えても変わらないもの…伝統と呼ばれるものだったり…に興味を魅かれる傾向がある。
だから、人間の心にも興味があるんだなあ、と気が付いた。

自分を取り戻すスイッチ

※今日の記事は小倉広さんのこの記事に触発されて書きました。
「自分を取り戻す三つのスイッチ」 http://ow.ly/8TB2r

私にとっての自分を取り戻すスイッチは、
木と、野球・アメフト観戦と、読書と、クロスシートの鈍行電車の4つだ。
これらが欠けると精神的なバランスが崩れて行く。

子供の頃から木の傍に行くととても落ち着く。
守られているような支えられているような感覚になる。

野球・アメフト観戦は、我を忘れて絶叫したり泣いたり怒ったり喜んだり、
自制心から解放されることのできる貴重な場だ。

読書は、この場合は小説に限る。
自分の知らない世界に心を漂わせ現実からしばし離れることで、
現実によって疲れた心を休めることができる。

クロスシートの鈍行列車は、とりとめのないことをぼんやりと考えるのに最適だ。
窓の外に流れる景色をなんとなく眺めながら
ぼんやりと想いの溢れるままに任せていると、
自分の中に答えがあるのに見過ごしていた、大切なものに気付くことが出来る。
特急や新幹線では車窓に流れる景色が早すぎるため、
鈍行列車であることが重要なのだ。

仕事があまりに忙しくて、この4つにかける時間を無くしてしまったことがある。
そうしたら、ストレスがたまり、自分を見失い、
ささいなことでイライラして、それが判断ミスを引き起こし、
結局仕事がうまく回らなくなってしまった。

つまり、私の仕事量の限界は、ここにかける時間がなくなった時ともいえる。
ここへの時間をキープするために仕事を効率化するのは正しい努力だが、
ここへの時間を失くしてまで仕事をするのは正しくない努力、ということでもある。

これからは例え周囲に「遊んでいる暇があったら働け!」という目で見られても、
この4つへの時間は死守しようと思う。

転職先を決めるポイント

ここ最近、転職したい人や、就職先を決めきれない大学生の相談にのることが続いた。
いろんな人と話した結果、転職先を決めるのに大事だなあと思ったことが3つある。
もちろん業種なり職種なり給与額なりの基本のポイントも大事だけど、
結構見過ごしがちだけどこれも大事だよな、って思ったことである。

ポイント1
「意外に小さなことが苦痛になったりすることがあるので、そこの見極め」

 たとえば私は、自席でタバコを吸える職場は苦手だ。
 髪や服に臭いがつくと思うだけで会社に行きたくなくなる。
 こういう五感が受け取る不快感は理性では我慢できないので、
 これぐらいはなんとかなるなんて甘く考えないこと。

ポイント2
「自分が何にモチベートされるか」

 どんなに理想の仕事内容でもそれだけでモチベーションが続くのはせいぜい3カ月。
 その先もモチベーションを保てないと楽しくない。楽しくないと成長しない。
 ちなみに 私の場合はトップの人間性と夢・目標。
 この人と一緒にこの夢を叶えたいという思うことがモチベーションに繋がる。
 某企業の社長はこの商品で世界を変えることができる、という思いと言っていた。
 すでに働き始めている大学生のI君は、切磋琢磨できる同期という仲間の存在で、
 新卒2年目のSさんは尊敬できる人と働くことだそうだ。

ポイント3
「本当の人生の転機では迷いが起きない。自分が取るべき道がすっと分かるので、その心に従うこと」

 人生の転機に立った時、 自分に真剣に向かい合って悩みぬくと、
 ある時すっと結論が心で分かる瞬間がある。
 そうなると周囲に何を言われても心が揺らがなくなる。
 自分の進む道を思うだけで心が明るくなる。
 なので迷っている間は安易に結論を出さず、もっともっと悩みぬくこと。


このポイントって転職に限らず、人生の転機全般においていえるのではないかなって思う。

永久人工心臓

イタリアの少年が世界初の永久人工心臓を受け取ったらしい。
私は、あの日まで、人工心臓に寿命があるなんて知らなかった。


前職はグループ会社の経理課員同士つながりがあって仲が良く、
仕事で困った時は力を貸しあっていたし、プライベートでもよく飲みに行っていた。
親会社の先輩、すえちゃんには特にかわいがってもらった。
たくさん怒られたし、たくさん褒められた。
私もすえちゃんを無邪気に頼りにしていたので、あるとき別の先輩から聞いた話に衝撃を受けた。

「すえちゃんって5年前に心臓が破裂して、死にかけたんだよ。
 何日も意識不明で、医者にあきらめてくださいって言われたんだ。
 でも奇跡的に意識を取り戻した。
 しばらくは半身不随だったんだけど、必死でリハビリして、今くらい動けるようになったんだよ。」

軽妙に皆を笑わせることが大好きなすえちゃんに、そんなことがあったなんて信じられなかった。
でも本人に聞いたら、その通りだと言う。
すえちゃんから改めて当時の話を聞いて、本当なんだって理解したけど、
唯一解せなかったのは、そのとき必死になって看病してくれた彼女と別れてしまったことだ。
すえちゃんはそのときすでに30代半ば。
死ぬか生きるかの瀬戸際でもそばにいてくれた彼女と結婚しないなんて冷たい!
そんなことをいう私に、すえちゃんは少し怒った顔で
「お前には話せない理由があんねん。」と言った。

それから、数年がたったある日。

親会社の経理からメールが届いた。
タイトルは「訃報」。
すえちゃんの急逝を知らせるメールだった。

すえちゃん、たった2日前に「今年も決算よろしくね」ってメールをくれたんだよ?!
死んじゃったってどういうこと?!
訳が全く分からず、泣き崩れる私に、
親会社の人たちが「俺たちもこうなって初めて知ったんだけど・・・」と事情を教えてくれた。

人工心臓には寿命があること、
でも、すえちゃんの場合は、もともとの心臓の血管が弱くて、
人工心臓の寿命がきても、それを付け替えるなどはできないと言われていたこと。
そして、今回は人工心臓と血管の繋ぎ目に限界が来て、破れてしまったこと。。。

寒い冬のあの日、道を一人で歩いているときにそれが起きた。
大量に血を吐いたすえちゃんは、自分で救急車を呼んだ。
次に、会社に電話を入れた。
「何でお前鼻声なの?」ときく上司にこう答えた。
「すいません、今、血を吐きました。また心臓です。今回はたぶんダメです。ごめんなさい。」
その次に親に電話をした。
そして短い生涯を終えた。

こんな冷静に挨拶の電話をかけられるなんて、
すえちゃんは、自分の命が長くないことを、ずっと前から知っていたのだ。
そして、それを誰にも言わずに一人で抱えていた・・・。
こうなることが分かっていたから、彼女を作らず、結婚もしなかった。
その前の時も、彼女を先に置いていくことが分かっていたから、別れたのだろう。
なんという精神力。。。
すえちゃんの家に大量に残されていたコーヒー牛乳の瓶を片づけながら、
上司も涙が止まらなかったそうだ。

私が最後にすえちゃんに会ったのは、亡くなる2か月前だった。
他の経理メンバーと一緒にダーツバーに出かけた。
その時のすえちゃんは、なんというか、父というか神というか、
恋とか愛とかを超越した果てしない愛情があふれていて
とても驚いたのを覚えている。
あのとき一生涸れることのないくらい目一杯愛情を受け取ったから、なんとか立ち直って、今ここにいる。

でも、今でも、血の海の中で携帯電話を握りしめていたすえちゃんを思うと胸がつぶれそうになる。
そしてそんな別れの電話を受けた上司と親の気持ちを思うと、心が泣き叫ぶ。
もしあの日、すえちゃんから電話がかかってきていたら、なんて答えれば良いのだろう?
もう何年も考えているけど、いまだに答えは出ない。

アラフォー

先日、日経新聞主催の丸の内キャリア塾に参加してきました。
http://adnet.nikkei.co.jp/e/event.asp?e=00170

最近、重度の夏バテのせいで、何事においてもやる気が皆無なので
「大切なのは、美しい緊張感」
というタイトルからして何かを得られるかなーと、
やる気がないながらもぽちりとエントリー。
それがなんと、こちら大人気だったらしく、
300名の定員に1200名以上の応募があったのだとか。
そんな高倍率なのに当たるのだから、なんて運がいいのでしょう!
それならと、やる気をふりしぼって丸ビルまで出かけたのでした。

さてこのセミナー、なんと入口からシャネルの美容部員のお姉さま方が出迎えてくださり、
小さな手提げ袋(ロゴ入り)を配っています。
それには化粧品のサンプルが入っている様子。
「私、基礎化粧品は自然派ので統一してるから、シャネルなんて使わないんですー。」
というようなことを思いつつ、やっぱり天下の(?)シャネル様なので、
会社の20代前半女子へのお土産にしようと、しっかりいただきました。

どうやら丸の内キャリア塾は、当日キャンセルを見越して多めに当選者を出しているようです。
しかし、今回はキャンセルがほとんど出なかったようで、立ち見も出る大盛況!
そんな中、司会の方の挨拶が始まりました。
「本日お越しの皆さまは、アラフォーの方が中心と聞いておりますが…」

アラフォーって私のイメージでは38歳〜42歳なので、
つい最近36歳になりたての私には「え?!」という感じ。
ちょっと不満に思いつつ、
先ほどもらったシャネルの袋を開けてみると
なんとそこにはアンチエイジングの基礎化粧品のサンプルが!
これ、明らかに、20代前半女子へのお土産向きではない…。

ここで、このセミナーのターゲットは明らかにその世代であることと、
そのことが、私が高倍率の抽選に通った理由だということに気がつきました。
…そうか、そうだったのか。。。

もちろんトークショーも40歳前後の女性の生き方について中心に話が進みました。
普段、ダンナ以外の自分より年上の人と関わる機会がめっきり少なくなっているので
自分より年上で、美しく輝いている人の話を聞くことが出来たことは
すごくいい刺激になりました。

「若さ」って確かに美しいけど、それは誰にでも与えられるものだから、
自分で努力して手に入れた一定年齢以上の人の美しさって格が違うなあ、
というのが正直な感想です。
そして、もう私には苦労せずに手に入っていた「若さ」は遠いものになり、
自分で努力しなくてはいけない年代に入っているという現実を突きつけられたことも
非常にためになりました。。。
シャネルのサンプルは、自分で使います(笑)


-心に残った言葉-
・40歳直前に女性はどっとガタが来るので、生活習慣を見直すことが必要。
・40歳前後は試行錯誤のしどき。
 ここで自分に合うものを見つけられたら、死ぬまで綺麗を高められる。
・40代はやんちゃをしてもいい年。
・美しくなるには他人の手3割、自分の手7割の努力が必要。
(自分の手10割だと客観性がなくなるのだとか。)
・辛いことを乗り越えると免疫力がつく。
・肌はセンサーなので気持ちいい刺激を受けると脳にもいい。